ポケモン喜劇

狂気なサラリーマンのポケモン的な日常

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これは、ポケモン(初代)に人生が狂わされた男の日記である。


3月18日。
大きな絶望を感じながら目覚める。肩にゴースが乗っているかのような絶望感である。しかし、鏡を見てみても何も乗っていない。当然だ。

しかしどうだろう。どうでもいいのだが、俺の顔は少しだけタッツーに似てないだろうか。

どこがタッツーかというと、唇が何だかタッツーだ。そして、目もタッツーだ。俺はいつからこんなにタッツーになってしまったのだろう。気づかなかったよ。ところで、母さんもタッツーに似てただろうか。思い出せないな。かれこれ5年も会ってないのだから…。

父さんはどうだったろうか。タッツーと言うよりもどちらかと言うとパラセクトに似てたかもしれないな。いつも白目をむいてたから。本当にたまに、黒目でこっちを見てくれるけれど、逆にゾッとしたのを思い出したよ。父さん、黒目でこっちを見ないでよ。頼むよ。白目のままの父さんでいいよ。

俺はその日、会社でプロジェクトリーダーとして、総勢役100人の前で部の方針を発表することになっていた。

しかし、父さんの白目が頭にちらついて集中できなかった。たまに、ぐるんと黒目を戻して俺をどこかで見ていると思うだけで、額に汗が滲んだ。毛穴という毛穴からディグダ吹き出しそうになるのを必死にこらえた。

ところで、どうしてマルマインってあんな変な顔してるんだろう。ポケモンの中でも、あいつだけ顔の雰囲気が違うと思うんだ。それでいて、すばやさがとてつもないし…。だめだ。今日の俺はポケモンのことばかり考えてしまう。あぁ、脳内にマサラタウンの BGM が…少し休もう。明日は有休を取ろう。